かんたん シニアのスマホ活用術 AI搭載で万能ツールに カメラ活用法いろいろ

 スマートフォンに搭載されているカメラは、単なる写真撮影ツールではありません。シャッターを切るという行為は、今や「世界を切り取る」だけでなく、「世界を理解し、活用する」ための入り口になっていると言えるでしょう。まずは撮り方のこつをお伝えします。撮影の際、人さし指でシャッターを押している人も多いのではないでしょうか。手ぶれを防ぐためにもスマホを両手で持ち、親指でシャッターを切るくせを付けることをおすすめします。ほとんどのスマホには自動調整の機能も搭載されていますがら、撮影に失敗する可能性は低くなるでしょう。ここからは応用編。カメラを使った検索ができる「Google(グーグル)レンズ」などの機能を使えば、さらに活用の幅が広がります。例えば、旅行先で見慣れない植物を目にして「なんという花だろう」と思ったとき、Googleレンズで起動したカメラをかざすだけで、その名前や特徴を瞬時に教えてくれます。これは、人工知能(AI)が何百万もの植物の画像データを学習し、目の前の花を識別しているからできる仕組みです。海外でレストランに入り、外国語のメニューが読めなくても大丈夫。カメラをかざすだけでリアルタイムで翻訳してくれます。まるで優秀な通訳がそばにいるかのようです。
 趣味や学習にも、カメラは大きな力を発揮します。夜空にスマホを向ければ、星座アプリが見えている星の名前を教えてくれます。美術展では、作品にカメラをかざすだけで解説が表示されるアプリもあり、より深く鑑賞を楽しめます。食事の写真をAIが分析しカロリーを計算してくれたり、姿勢のゆがみをチェックしてくれたりするアプリも登場しています。
 写真の撮影はこれまで、思い出を残すための行為でした。しかし、AIと結びついたスマホのカメラは、私たちの好奇心を満たし、知識を広げ、生活をより便利にしてくれる「万能ツール」へと進化しているのです。(ご当地スマホ倶楽部協会代表)

2025年11月7日(金)東京新聞朝刊くらし面生活

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