2025/08/21 神奈川新聞朝刊「開国の地」を鮮やかに、2年ぶり浦賀みなと祭、花火500発打ち上げも

横須賀・浦賀の夏の風物詩「浦賀みなと祭」が23日、横須賀市西浦賀の西浦賀みなと緑地と浦賀港周辺で2年ぶりに開かれる。フィナーレには約500発の花火
が打ち上げられ、「開国の地」の夜空を鮮やかに彩る。浦賀観光協会などで構成する同祭実行委員会の主催で73回目を迎える。2023年には約1万8千人が来場。昨年は台風の接近に伴い、中止となった。浦賀港は戦後、中国大陸や南方地域の復員兵らが帰国する指定港となり、引き揚げ者数は東日本で最多の約56万人を受け入れた。同祭では関東大震災の受難者や、水難者・引き揚げ船に関連する戦病死者の慰霊法要も営まれる。「浦賀港引揚記念の碑」前では地元グ
ループによる奉納舞が行われる。実行委員長で郷土史家の山本詔一さん( 75 )は「犠牲となられた方々を慰霊するために始まった歴史がある。花火が浦賀の海を美し<照らすひとときを楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけている。会場は京急線浦賀駅から徒歩約15分。午後3~8時。花火は同7時半~8時に打ち上げられる予定で、荒天の場合は中止となる。当日の開催についての問い合わせは、市コールセンター匹046(822)4000 (正午以降)。
(矢部真太)

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