【横須賀】花火大会中止 来年以降開催時期変更も 2025年10月10日(金)神奈川新聞地域面かながわワイド

〔横須賀〕米政府機関が予算切れで一部閉鎖した影響で中止となった「よこすか開国花火大会」を巡り、横須賀市の上地克明市長(似顔絵=)は9日の会見で、来年以降について「万難を排すなら、米政府の予算失効前の9月末に開催することも考えたい」との考えを示した。今回はいい勉強になったとも述べた。5日実施予定だった同大会は、浦賀島最大級の約1万発を打ち上げ。約19万人の来場を想定していた。来場者の約半数が米海軍横須賀基地内で観覧する見込みだったが、基地開放が取りやめになり、代替地も確保できずに中止を決定。米政府機関の閉鎖を理由にした中止は初という。上地市長は「政治風土の違いを読み切れなかった」と述べた。米軍側からは2日朝に市に連絡があったという。「危険回避の可能性を探ったが、万が一のことが起きたら大変なので決断した」と明かした。用意した花火は業者に代金を支払い廃棄処分になったという。(最上 翔)

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