2025/09/13 東京新聞朝刊社会面「100歳以上 9万9763人」55年連続増加

厚生労働省は12日、「敬老の日」(今年は15日)を前に全国の100歳以上の高齢者が9万9763人になったと発表した。過去最多で55年連続の増加、昨年比では4644人増えた。全体のうち女性が約88%の8万7784人で、男性は1万1979人。人口10万人当たりで最も多い都道府県は島根県の168.69人で、13年連続を記録した。最高齢は奈良県大和郡山市の114歳女性だった。

厚労省は老人福祉法で「老人の日」と定めた9月15日時点で100歳以上の高齢者の数を、1日時点の住民基本台帳を基に集計した。昨年からの増加数は男性が818人、女性は3万422人(前年年度比4422人増)だった。2025年度中に100歳になる人の人数は5万2310人。女性の最高齢は大和郡山市の賀川滋子さんで、1911(明治44)年5月28日生まれの114歳。男性は静岡県磐田市の水野清隆さんで、1914(大正3)年3月14日生まれの111歳。人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は80.58人。都道府県別では島根に次いで高知が157.16人、鳥取が44.63人だった。埼玉が48.50人で最も少なかった。福岡資鷹厚労相は「100歳を迎えられた方々の長寿をお祝いし、社会の発展に寄与したことに感謝する」と述べた。100歳以上の高齢者は調査を始めた63年は153人で、81年に千人を突破。98年に1万人を超えた。厚労省によると、2024年の日本人の平均寿命は女性が87.13歳、男性が81.09歳となった。

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