2025/08/24 朝日新聞朝刊オピニオン面「介護と仕事」
「働きながら介護を担う人」、いわゆる“ビジネスケアラー”の増加が取り上げられています。2020年には「家族を介護する人」が約678万人だったのが、2030年には833万人に達し、その約4割がビジネスケアラーになると予測されています朝日新聞。
事例として、遠距離通勤をしながら親の介護を続ける大学教員の女性、高齢の両親を千葉と名古屋の往復で支える男性などが紹介され、「リモート勤務」「時短」「在宅勤務」でかろうじて仕事と介護を両立させている状況が浮かび上がります朝日新聞。
しかし介護保険のサービスを利用しようとしても、介護される側が「他人を家に入れたくない」と拒むケースもあり、支援制度を使いづらい現実が見えます。同時に、交通費やタクシー代が増え続け、入院に付き添うなど対応も過酷である様子が描かれています朝日新聞。
育児・介護休業法によって通算93日まで介護休業が可能なものの、当事者自身は「リモートや時短があるから休業しなかった」と振り返ります。つまり、制度はあっても利用されていない–という姿も示されています朝日新聞。