横須賀 伝統文化通じ相互理解を 多国籍の参加者体験教室楽しむ
横須賀市で暮らす外国人に日本の伝統文化に親しんでもらう体験教室が1日、同市本町の市立総合福祉会館で開かれた。米軍関係者をはじめ、さまざまな国籍の人々が訪れ、着物の着付けや日本舞踊、茶道、生け花などを楽しんでいた。
NPO法人横須賀国際交流協会と市が主催。米海軍横須賀基地があり国際色豊かな横須賀で四半世紀にわたり開かれている。
同基地で働く米国人のルーカス・クインティンさん(37)は着物の着付けに参加。「甚平を持っているけれど着物は初めて。素晴らしい経験ができた」と笑顔。この日が誕生日だったフィリピン人の妻、ルーカス・マリア・セシリアさん(46)は日本舞踊も体験し「(着物は)何重にも服を着ることに驚いた。「踊りは難しかったが、楽しかった」と声を弾ませた。
同基地内のキニックハイスクールの高校生も運営に加わった。米国人の父と日本人の間に生まれたリースター海都さん(17)は「文化を互いに知ることは大切なこと。日米と世界の架け橋になっていきたい」と思いを語っていた。(矢部真太)
2025年11月2日(日)神奈川新聞地域面かながわワイド
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