「第2の開国」実現目指す横須賀市、浦賀の再開発事業者決定 2025年10月30日(木)東京新聞朝刊地域の情報面

 横須賀市は浦賀レンガドックや周辺地域の再開発を担う優先交渉権者に、17社で構成する「Team Perry’s(チーム・ペリーズ)グループ」を選んだ。日本の造船発祥の地と呼ばれる地域を新たな都市拠点にし、「第2の開国」(上地克明市長)の実現を目指す。
 建設プロジェクトの事業化を行う「インデックス」(本社・東京)が代表で、限研吾建築都市設計事務所などが設計、監理業務を行う。
京急線浦賀駅前の住友重機械工業の工場跡地エリアにはホテルやマンション、商業施設の建設を、レンガドック周辺には「海とまち共生センター」として博物館や行政センターなどを計画している。
 2026年から土地調査や地利用の規制緩和を進め、29年以降の順次オープンを目指す。総事業費は1千億円超の見込み。
レンガドックは明治時代の1899年に建造され、2003年に閉鎖されるまで、千隻以上の船の製造や修理を行った。
21年に住友重機械工業がドック周辺の土地の一部を市に寄付。24年に再開発の事業者公募を始めた。(篠ケ瀬祐司)


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