来月公開映画「TOKYOタクシー」で21年ぶり共演 キムタク倍賞千恵子をエスコート 2025年10月21日(火)日刊スポーツ文化・芸能面

倍賞絶賛「運転がお上手。安心して乗っておりました」

 木村拓哉(52)が20日、山田洋次監督(94)の新作映画「TOKYOタワー」(11月21日公開)の劇中に名所として出てくる東京タワーで、撮影で使用したタクシーを自ら運転し、さっそうと登場した。劇中では85歳のマダムを後部座席に乗せ、東京・柴又から神奈川・葉山の高齢者施設まで送り届ける個人タクシー運転手を演じる。この日はマダム役の倍賞千恵子(84)を助手席に乗せ、手をつないでエスコート。倍賞から「運転がお上手。安心して乗っておりました」と絶賛された。

山田洋次監督作品は「武士の一分」以来

 山田監督作品への参加は、06年の主演映画「武士の一分」以来、19年ぶり。倍賞とは04年のアニメ映画「ハウルの動く城」以来21年ぶりの共演となる。91作中70作に出演する山田組常連の倍賞と真っ向から演じ、「幼少から見る側だった山田作品の現場でお会いするのは格別」と喜びを語った。

 撮影では「テクノロジー」も使わず、いただいた「タクシーの走行シーンは1回も走っていない。全てスタジオで撮りました」と説明。その上で「プログラミングに時間がかかり…でも監督はエンジンが暖まる『僕はクロジじゃない』な芝居を撮りに来ているんだ」と言葉をいただき、運転席で背筋がピンと伸びた」と山田監督が激怒した一幕を明かした。その上で「テクノロジーではなく、目の前に出る現場と人が第一」の作品作りに感服した。

 山田監督は「僕の書いたセリフをしゃべり、演技してくれる。見ているだけで良い気持ちになる。すっちゃうのね。いつも楽しみにして見ていました」と倍賞と木村の芝居を絶賛した。【村山幸将】

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